公開資料

2022/01/04 1:27 PM

位相同期機能を備えたGNU Radio Companionのための独自ブロックのソースコード

下記のポスタ発表で紹介した,USRP N200シリーズやUSRP X300シリーズのための周波数/位相同期機能を備えたGNU Radio Companion (GRC)用の独自ブロックのソースコードです.GPL v3ライセンスで公開します.SBX-120あるいはSBXドータボードに対応しています.UBXドータボードにも適用可能と思われますが,現在UBXドータボードの納入待ちの状態です.ソースコードの開発者は,T. Nakahama氏です.性能評価には,H. Nakamura氏が貢献しています.PybombsによりGNU RadioをインストールしたLinuxマシンで,cmake, make, make install, ldconfigを行い,GRC上で独自ブロックを利用可能にします.説明資料を準備中であるため,ご覧になっても使用法がわからないかと存じますが,会議開催に合わせていったんソースコードを公開します.ビルド方法などの詳細は,本Webページに順次掲載していきます.

Y. Yamada, T. Nakahama and H. Nakamura, “Source Code Release of Own Functional Blocks for GNU Radio Companion that Enables Phase Synchronization of USRP N200 / X300 devices," IEICE 2021 International Conference on Emerging Technologies for Communications, P4-9, Dec. 2021.

USRP N200およびX300シリーズ用の同期を確立するための付加コード

GNU Radio上でUHD(USRP Hardware Driver)の機能を利用して複数台のUSRPおよびドータボード間での動作タイミングの同期と位相同期を行う3種類のPythonコードの実装例が,下記からダウンロード可能です.この実装例は,USRP N200シリーズおよびX300シリーズをSBXまたはBasic TX/RXドータボードと組み合わせて使用する場合を対象としています.(a)1台のUSRPで送信・受信を同時に実行する場合,(b)2台のUSRPで位相の揃った同時受信を行う場合,(c)2台のUSRPで送信・受信を同時に実行する場合に,GNU Radio Companion(GRC)で付与されないUHDのプロパティ値をUHD Timed Commandsを用いて指定することで目的を達成していますので,GRCで生成されたPythonコードに10~20行程度の同期確立用のPythonコードを追記する形態での実装例となっています.

GRCのフロー図を作成する際に,X300シリーズやN200シリーズならびに使用ドータボードに合わせた記述をしていただき,本付加コードでタイミング・位相同期を確立することから,X300シリーズやN200シリーズなど異なる種類のUSRP/ドータボードに同一の付加コードで対応しています.この実装例は,実験室内での無線信号の観測・測定などにUSRPを用いる際に,便利な機能を提供します.使用条件を,下記の README.pdf に記載しております.SR2020_34_code.zip をダウンロードする前に,使用条件をご確認下さい.

上記について,下記の研究会で報告いたしました.研究会でのプレゼン資料は,こちらからダウンロードできます.

中浜智也, 山田洋士, 亀田 卓, “GNU Radioを用いたUSRPおよびドータボードでの位相同期の実装例," 電子情報通信学会技術研究報告 スマート無線 SR2020-34, vol.120, no.238, pp.74-81, 2020年11月19日.

USRP X300シリーズでのインパルス応答測定プログラムの実装例

下記の論文で扱った内容の実装例のコードを公開します(準備中).

中浜智也, 山田洋士, 亀田 卓, 本良瑞樹, 末松憲治, “ソフトウェア無線機USRP X300を用いた非因果的成分を考慮したチャネルインパルス応答測定," 電子情報通信学会論文誌, vol.J104-B, no.3, pp.199-209, Mar. 2021. 早期公開日:2020年11月9日. DOI: 10.14923/transcomj.2020GWP0019

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